Yamamoto Laboratory

Graduate School of Engineering, Nagoya Institute of Technology
国立大学法人 名古屋工業大学 工学研究科 情報工学専攻 山本研究室

当研究室では、時空間グループと、マルチメディアグループの2つの研究グループがあります。 時空間グループでは、地理情報や空間情報を対象とした研究であり、Webマップやイラストマップの自動生成、経路探索や各種アルゴリズムの研究も行っています。 マルチメディアグループでは、音声対話コンテンツやYouTube、スライドなどの身近なコンテンツを対象とした知的処理に関する研究や、BLEビーコンを用いた経路推定などの 実世界データを用いた研究などを行っています。

近年は、生成AIやRAG(Retrieval-Augmented Generation)といった最新の技術を応用した仕組みも研究しています。 研究分野としては、データ工学、コンテンツ工学、マルチメディア情報処理、生成AIの応用、地理情報システムなど、幅広く、基礎から応用まで研究しています。 グラフ理論やネットワークを専門とする教員とゼミを合同で行っており、それらの専門的な知見にそったアドバイスをもらうこともできます。


実証実験サービス

おもな研究プロジェクト


実世界データを活用した生成AI向けRAGフレームワークの構築

2026年度 - 2028年度 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 研究代表者 直接経費計1410万円 + 間接経費30%

研究概要

大規模言語モデル(LLM)のハルシネーションを抑制し、ドメイン特化型の知識を正確に反映させるため、動的に変化する実世界データを活用したRAG(Retrieval-Augmented Generation)フレームワークを構築します。特に、機密性の高いデータを扱うローカルLLM環境や組織内インフラにおいても、高精度かつ高速に情報を検索・統合・生成できるシステム基盤の確立を目指します。

パンデミックにおける実利用を想定した「屋内外」経路推定手法の確立

2023年度 - 2026年度 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 研究代表者 直接経費計1440万円 + 間接経費30%

研究概要

屋内と屋外をシームレスに繋ぐ高精度な経路推定技術を基盤とし、パンデミック下において重要となる「混雑(3密)の回避」を考慮したナビゲーション手法を確立しました。空間の利用状況や人流データを統合的に処理し、安全かつ効率的な移動を支援するアルゴリズムの設計と実環境での評価を行っています。

イラストマップの動的生成による分かり易い地図案内基盤の実現

2021年度 - 2023年度 科学研究費補助金(挑戦的研究(萌芽)) 研究代表者 直接経費500万円 + 間接経費30%

研究概要

地理的に正確な標準Web地図データをベースに、ユーザーの目的や現在地周辺のランドマーク情報に応じて、認知的に理解しやすい「イラストマップ」を動的かつ自動的に生成するシステム基盤を開発しました。空間情報のデフォルメや強調表現をアルゴリズム化し、直感的な道案内の実現に貢献しています。

大域的マップマッチングに基づく「屋内外」経路推定の確立と防災訓練への適用

2019年度 - 2021年度 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 研究代表者 直接経費計1340万円 + 間接経費30%

研究概要

GPS信号が届かない屋内空間と屋外空間を統合した複雑なネットワークに対し、大域的なマップマッチング技術を適用することで、歩行者の連続的なトラジェクトリ(軌跡)を正確に推定する手法を確立しました。さらに、本技術を利用して屋内外をまたぐ避難行動のセンシングを行い、実践的な防災訓練アプリケーションへの展開を行いました。

公共空間での実利用を想定した「しゃべる」バス路線案内システムの実現

2016年度 - 2018年度 総務省 SCOPE 研究代表者 直接経費計1912万円 + 間接経費30%

研究概要

バスターミナルなどの公共空間において、交通オープンデータと音声対話技術を連携させ、ユーザーと自然言語で対話しながら適切なバス路線や運行状況を案内する実用的なシステムの構築を行いました。雑音環境下での音声インターフェースの堅牢性向上や、対話モデルの最適化に取り組んでいます。

ソーシャルアノテーションに基づくモバイル音声ナビゲーション

2013年度 - 2016年度 科学研究費補助金(若手研究(A)) 研究代表者 直接経費計1930万円 + 間接経費30%

研究概要

ユーザーによってWeb上に投稿されたソーシャルアノテーション(場所に関する口コミや写真タグなど)を空間情報として構造化・統合し、歩行者の状況に応じた動的な音声案内を提供するモバイルナビゲーションシステムを開発しました。集合知を利用した、より豊かで人間的な道案内の実現を目指しました。

コンテンツ生成の循環系を軸とした次世代音声技術基盤の確立

2011年度 - 2016年度 JST CREST (共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築) 主たる共同研究者 担当分:直接経費7,259.6万円 + 間接経費30%

研究概要

Web上のマルチメディアコンテンツの生成・流通・消費のサイクルをシステムにフィードバックし、音声認識や音声合成技術の精度を継続的かつ自律的に向上させる次世代の音声情報処理基盤の研究に共同研究者として参画しました。

Webマルチメディアコンテンツの知的共有と知的作成

2008年度 - 2011年度 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 研究代表者 直接経費計340万円 + 間接経費30%

研究概要

急増するWeb上の動画や音声等のマルチメディアコンテンツに対して、コミュニティベースでメタデータを付与(タグ付け・アノテーション)し、ユーザー間で知的に共有・再利用・二次創作を行うためのプラットフォームおよび基盤技術の研究を行いました。

マルチメディアコンテンツへのアノテーションとその応用

2006年度 - 2007年度 日本学術振興会 特別研究員奨励費 研究代表者 計160万円

研究概要

大規模なマルチメディアデータに対する効率的なアノテーション(意味的タグ付け)手法の開発と、そのメタデータを利用した高度なコンテンツ検索、要約、および応用システム構築に関する研究を実施しました。

マルチメディアコンテンツを中心としたコミュニティからの知識発見

2006年度 - 科学研究費補助金(若手研究(B)) 研究代表者(※特別研究員専従義務により辞退)

研究概要

マルチメディアコンテンツを共有するネットワーク上のコミュニティ構造や、ユーザー間の相互作用を解析することで、集合知としての新たな知識やトレンドを発見するデータマイニング手法の確立を目指した研究です。(※採択後、特別研究員専従義務により辞退)

マルチメディアコンテンツの配信とそのコミュニティ支援システムの開発

2005年度 IPA 未踏ソフトウェア創造事業 研究代表者 1200万円

研究概要

ネットワーク上でのマルチメディアコンテンツの効率的かつ安定した配信手法を設計するとともに、視聴者間でのコミュニケーションや情報共有を促進するためのコミュニティ支援機能を統合したソフトウェアシステムの開発を行いました。